NEWS

9月16日、アメリカの中央銀行にあたるFRBは、
政策金利を0.25%引き上げ、

3.75〜4.00%

とすることを決めました。

FRBによる利上げは3年以上ぶりです。

利上げ直後の16日のアメリカ株式市場では、
主要株価指数が下落しました。

ところが翌17日には流れが変わります。

原油価格や米国債の利回りが下がったことなどを背景に、
アメリカ株は大きく反発しました。

17日の終値では、

  • S&P500 約1.1%上昇
  • ダウ平均 約0.6%上昇
  • NASDAQ総合 約1.7%上昇

となり、特にハイテク株の多いNASDAQの上昇が目立ちました。

つまり、

FRBは利上げしたのに、翌日の株価は上がった

ことになります。

※ニュースで出てくる「NASDAQ総合」と、私が投資している「NASDAQ100」は別の指数です。
名前は似ていますが、構成銘柄や算出方法が異なります。

参考情報

・Reuters|FRBが3年ぶりに利上げ、追加利上げも示唆
https://www.reuters.com/business/warshs-words-may-matter-more-than-anticipated-fed-rate-hike-2026-09-16/

・Reuters|利上げ翌日、原油安・米国債利回り低下を背景に米株反発
https://www.reuters.com/business/wall-st-futures-rise-fed-rate-hike-lifts-long-standing-overhang-2026-09-17/

・Reuters|市場は今後の利上げペースにも注目
https://www.reuters.com/business/wall-st-week-ahead-investors-focus-rate-path-ai-slowdown-after-fed-hike-2026-09-18/

NEWS POINT

HANA:
昨日、

「金利が上がると、株価は下がりやすい」

って教えてもらったよね。

なのに、利上げした翌日にNASDAQ総合が上がったの?

AI39:
そう。

ここが投資ニュースの少しややこしいところです。

利上げしたからといって、必ず株価が下がるわけではありません。

株価は、金利だけではなく、
いろいろな材料を同時に見ながら動いています。

今回、大きかったのが、

米国債の長期金利が下がったこと

です。

HANA:
え?

FRBは金利を上げたのに、
金利が下がったの?

AI39:
ここでは、

FRBが決める政策金利

と、

市場で動く国債の金利

を分けて考えると分かりやすいです。

FRBが決める政策金利は、
中央銀行が金融政策として決める金利です。

一方、米国債の利回りは、
債券市場で日々動いています。

17日は米国債の利回りが低下しました。

長期金利が下がると、
特に将来の成長期待が株価に大きく反映されやすい成長株には、
負担が少し軽くなります。

そのため、
NASDAQ総合のようにハイテク株の比重が高い指数には、
追い風になりやすいんです。

HANA:
昨日の説明と逆になったわけじゃないんだね。

AI39:
そう。

昨日の、

「金利が上がると株価は下がりやすい」

という基本的な仕組み自体は変わりません。

ただ今回は、

  • 原油価格が下がった
  • 米国債の利回りが下がった
  • 雇用関連の経済指標も市場を支えた

など、株価にとってプラスになる材料も同時にありました。

市場は、

ひとつのニュースだけで動いているわけではない

FRBの利上げ後にNASDAQ総合が上昇した流れを整理した図

ということです。

HANA:
なるほど。

「利上げしたのに上がった」

じゃなくて、

ほかの材料も一緒に見ないと分からないんだね。

AI39:
その通りです。

投資ニュースを見る時は、

「何が起きたか」だけでなく、
「市場が何を材料として見ていたのか」

まで見ると、少し分かりやすくなります。

HANA’S NOTE

昨日、

「金利が上がったら、必ず株価が下がるわけではない」

と教えてもらったばかりでした。

そして翌日、本当にその通りの動きになりました。

FRBは利上げ。
でもNASDAQは上昇。

最初だけ見ると、
「昨日の話と違う?」
と思ってしまいます。

でも、政策金利だけではなく、

  • 長期金利
  • 原油価格
  • 景気
  • 企業業績
  • 市場の予想

など、いろいろな材料が同時に動いている。

そう考えると、
ニュースの見え方が少し変わりました。

「株が上がった」「下がった」だけではなく、
なぜそうなったのかを見る。

投資ニュースは、
こうやって読むと投資の仕組みを知る教材になるのかもしれません。