私の老後資産づくりは、S&P500から始まりました。
今は4本の投資信託を組み合わせていますが、
最初からこの形だったわけではありません。
投資を始めたきっかけは、
インフレについて知ったことでした。
それまで私は、あまり深く考えずに、
貯金さえしておけば安心だと思っていました。
けれど、物価が上がれば、
同じ金額でも買えるものは少なくなっていきます。
お金は減っていないのに、
お金の価値は少しずつ下がっていくかもしれない。
そのことを知った時、少し焦りました。
このまま貯めているだけで、本当に老後は大丈夫なのだろうか。
そんな不安から、投資について調べ始めました。
投資信託なら、続けられそうだった
最初に興味を持ったのは、投資信託でした。
一つひとつ企業を選んで株を買うよりも、たくさんの企業にまとめて投資できる。
投資についてまだほとんど知らなかった私には、
その仕組みがとても分かりやすく感じられました。
一つのひとつの会社をじっくり調べて、
一つの会社にすべてを託すよりも、
広く分散して持つ。
それなら、私にもできそうでした。
オルカンか、S&P500か
次に迷ったのが、
オルカンにするか、S&P500にするか。
でした。
世界全体に広く投資する、いわゆるオルカン。
アメリカの代表的な企業約500社に投資するS&P500。
どちらもよく名前を見かけましたし、
どちらにも納得できる理由がありました。
かなり迷いました。
いろいろ調べる中で、オルカンの中にも
米国株が大きな割合で含まれていることを知りました。
それなら私は、もう少しはっきりと
米国の成長に期待する方を選んでみよう。
そう考えて、S&P500を選びました。
最初の一本
今振り返ると、ずいぶん単純な理由だったと思います。
当時の私は、まだ大きな資産を持っていたわけではありません。
だからこそ、守ることよりも、
これから育てることを少し優先したかった。
その時の自分には、S&P500がしっくりきました。
もちろん、これが正解だったのかは今でも分かりません。
投資に、あとから振り返っても絶対だったと言える選択は、
そう多くないように思います。
ただ一つ確かなのは、
この一本が、今の私のポートフォリオの始まりだった
ということです。
そして、ここで素直にS&P500だけを持ち続けていれば、
とてもシンプルな話だったのですが。
実際には、そうなりませんでした。
知れば知るほど、他のものも気になっていきます。
高配当株。
ゴールド。
債券。
いろいろな投資信託。
気づけば、私の口座は少しずつ賑やかになっていきました。
次は、その頃の話を残しておこうと思います。
今の4本に落ち着く前に、私は一度、ずいぶん遠回りをしました。
Hana